歴史に登場するインポテンス

バイアグラ,インポテンス

創世記の教えは厳しく明確です。「人はその妻と結びあい一体となる」だが、この言葉に従いたくても従えない男性がいます。男性にとってインポテンスがつらいのは、性的な関係の障害になるだけではなく、落伍者のような気持ちになることが多いからです。男らしくない、能無し、というイメージが付きまとうのです。

 

記録された最古のインポテンスの一つに、旧約聖書のダビデ王のケースがあります。
ダビデ王は王宮の屋上から街を眺めていたとき、「非常に美しい女性が体を洗っている」のが見えました。ダビデ王はバデシバというその女性を寝室に呼び入れて妊娠させました。

 

だが、バデシバはダビデ王の忠実な武将ウリヤの妻で、ウリヤはこの時、戦場で戦っていました。ダビデ王はウリヤを戦場から呼び戻しました。呼び戻せば、妻のバデシバと床を共にするから、お腹の子を自分の子だと思うに違いないという策略だったのです。ところが帰ってきたウリヤはバテシバのいる家に入ろうともしません。当時多くの男たちと同様に、セックスをすると活力が失われ、先頭に備えられなくなると信じていたからです。策略に失敗したダビデ王はウリヤを行けば命が無いとわかっている戦場に赴かせました。

 

ダビデ王は未亡人となったバテシバを妻に迎え、のちのソロモン王となる子供をもうけた。これが神の怒りにふれました。「なぜ神の言葉を軽んじて、悪事をなしたか。汝派遣を持ってウリヤを殺し、ウリヤの妻を自分の妻とした」
罰を受けたダビデ王は次第に意気消沈し、インポテンスになった。インポテンスは王位にはふさわしくないと考えたらしく、側近が王に性欲を取り戻させようと、アビシャグと言う名前の乙女をダビデ王のものに送り込みました。「乙女は非常に美しく、王の付き添いとなってつかえたが、王は乙女とは交わらなかった」
ダビデ王がインポテンスになったのは、一般的にはバテシバとの情事とウリヤの死に対する神の罰だとされていますが、自分の下劣な行為に対する罪悪感に負けてうつ病になったことが原因だとも考えられる。

 

インポテンスの引き金になる精神的な問題がいくつかあるが、ウツ病もその一つです。もちろんダビデ王がインポテンスになったのは70歳の時のことなので、単に加齢による合併症が原因かもしれない。